２０２０年１０月にサラリーマン（半導体関連会社）らの転身で新規就農をしました。大の運動好きのおっさんで中学校の部活動で始めたランニングは今でも続けており、フルマラソンの完走は８回ほどあります。実家は農家ではなく、農業とは全く縁がありませんでしたが、私のまわりでも目にする農家の方の高齢化で増え続ける耕作放棄地の現状と、地球温暖化対策と称して進む太陽光発電パネル設置で消えゆく山と畑の緑。これが本当の温暖化対策なのだろうか？と違和感を強く感じています。温暖化対策一つを考えてみても持続可能な本来の自然の循環型環境（自然生態系の復活）を取り戻すことが一番の近道ではないかと思うのです。微力ではあるものの、生態系の復活に貢献できる循環型農業による安全な美味しい野菜栽培で地球環境と人の生活がWin-Winの関係になることを願っています。

半導体製造も、野菜づくりも新なものを生み出すことは同じです。環境保全にも密接に係るこのができる農業で付加価値のある商品を生み出せないか？この想いから新規就農を決意しました。

大分県別府湾に面した温暖な気候でミネラル豊富な圃場のFarm Samは６０アールほどの畑と育苗ハウス１棟。小さな小さな専業農家ですが、小さな農家だから小回りのきくこだわりの栽培ができます。自分が食べてみたい少し珍しい西洋野菜なども含め年間３０品種ほどの野菜を栽培しています。

無農薬栽培は大変なこともありますが、それだけに収穫時の喜びは大きいものがあり、安心できる旬の野菜をお届けできるように日々奮闘しております。

January 2021 Sam

地方紙（大分合同新聞）掲載　2021/8/14

全国紙（農業新聞）掲載　2022/1/21